2020年9月、東京電力で社員が他人のIDで原発に不正侵入することが起こりました
昔、東電の関係会社で働いていた自分としては外部からの侵入防止は厳重にされていると思いますが、身内に甘いところがあり業務遂行のため、また信頼関係の元に仕方がなく対応したものではないかと推察はします。
しかしながら、今回のことで東電のへの信頼がさらに下がり、今後も原発運転を東電に任しても大丈夫なのか問われています。
原発運転をどのように稼働させるのか考えていきます
2月17日時論公論~東電で原発不正侵入
解説委員:水野 倫之(原子力担当)
東京電力のずさんな安全管理が発覚しました
東電が再稼働を目指す新潟にある柏崎刈羽原発で、社員が他人のIDで中央制御室に不正に侵入する問題は、別の社員がIDの登録状況を書き換えて侵入を許し、より深刻な内容でした
また、原子力委員会も委員長に報告を受けずに再稼働の審査に対して合格させていました
なぜ再稼働が必要なのか
◆柏崎刈羽原発の再稼働は必須◆
福島の事故処理の費用とされる22兆円のうち、廃炉や賠償費用のために16兆円を負担することになっているため、毎年5000億円の利益を上げる必要ある
1基再稼働させれば、年間900億円の利益が見込まれ事故処理のためにも再稼働が必要なため今年前半での稼働を目標にしていた
◆規制委員会は再稼働のために、社会への約束を示すように指示◆
・経済性より安全性を優先すること
・社長がリスク把握し安全最優先に対応、速やかに社会に発信すること
*規制委員会は指示を守られているか東電の原発運転の適格性を認定させ合格させることで再稼働を社会で認められるようにもっていく予定だった
*東電はこの指示に従い社会へ安全性を示す対応を求められているなかでの違反だった
東電の福島の事件から10年が経とうとしていますが
まだまだ事故処理も完全に終わらず、廃炉や賠償費用への対策が留まっている状態のままです。規制委員会では、何とか対処するべく対策が練られ東電も対策に乗っ取って対応をしてきたはずですが、数人の違反によってまた信頼を損なう結果となってしまいました。
社員への教育を徹底させ、今一度事故が起こった際への対策をより決めていく必要がありそうです
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