日経225 10月12日(月)から16日(金)までの期間で銘柄の動きを考察していきます【先週と比較した動向考察】
これは先週9日までの状況に比べて日経平均が上がっている要因を知りたい人向けです
常に変動している日経平均の銘柄動向を考察していきます
10月12日(月)
日経平均:23,558.69 -61.0 -0.26%
米ドル/円 為替状況:105.53 -0.06 -0.06%
先週と比較して若干マイナスでの今週のスタート、どのような動きになるでしょうか
◇月曜日、上がった銘柄 トップ3◇
◇上がった銘柄第1位:2413 エムスリー +200 (製薬会社のマーケティング支援)
先週末金曜日の3位に引き続き、今週も上昇しています。
今週は他が上がっていない影響もあり堂々の1位上昇銘柄となりました!
◇上がった銘柄第2位:9984 SBG +185 (投資会社:ソフトバンクグループ)
携帯銘柄への期待値でしょうか、ソフトバンクグループが堂々の第2位です
◇上がった銘柄第3位:7735 SCREENホールディングス (半導体・液晶製造装置)
スクリーンは先週何度も上昇銘柄トップ入りした銘柄です、今週月曜日から堂々のトップ3入りでした
今後どのような動きをしていくか楽しみです
◆下がった銘柄 トップ3◆
◆下がった銘柄 第1位:6954 ファナック -365 (NC装置)
先週3連続で上がり続けていたファナックが今週前日比最低になってしまいました
やはり先週3連続でトップ入りしていた勢いは上昇しすぎていたのでしょうか
ただ今回は勢いよく上がりすぎた調整で、まだまだ上がり続けるような気はします
◆下がった銘柄 第2位:6506 安川電機 -235 (メカトロ製品大手)
今期の純利益が予想より伸びず、前期比0.4減だったこともあり減配することとしました
そのため市場が下落したようです、簡単に減配することに嫌気がさした影響なのは高いですね
投資家をもう少し尊重してほしかったです
ただ、純利益が予想に届かなかっただけで赤字ではないので今後また伸びていく可能性は高いです
◆下がった銘柄 第3位:6103 オークマ -130 (工作機械大手)
月曜日は下がってしまったがコロナ禍も順調に戻ってきています
まだ昨年同時期までには届いていませんが、工作機械への需要は伸びており、今後元の水準まで戻る可能性は十分にあります
10月12日(月)概要:週の初めの月曜日、増減が鈍い印象からの始まりです。増減差が少ない印象です
10月13日(火)
考察なしです
10月14日(水)
日経平均:23,626.73 +24.95 +0.11%
米ドル/円 為替状況:105.15 0.0 0.0%
ファーストリテイリングと東エレクがめちゃくちゃ上がっていましたーーーー!!
◇上がった銘柄 トップ3◇
◇上がった銘柄 第1位:9983 ファーストリテイリング +870 (ユニクロ展開)
ファーストリテイリングは先週値下がり率第2位だったんですよね、反発しつつも確実に今のところ伸び続けていますね
◇上がった銘柄 第2位:8035 東京エレクトロン +735 (製造装置最大手)
コロナ前を通り越して、上がり続けています!先月9月に下降線気味だったのですが、一気に盛り返して7月の過去最高値を超すのも時間の問題ですね
このあとどこまで伸びるのか楽しみです!
◇上がった銘柄 第3位:6702 富士通 +235 (ITシステム)
富士通も9月に少し下降線ぎみでしたが、一気に盛り返しています
順調に伸び続けており、7月末の最高値に到達するのもすぐではないでしょうか
◆下がった銘柄 トップ3◆
◆下がった銘柄 第1位: 6954 ファナック -240 (NC装置首位)
今週は下がり続けていますがファナックは本当に増減が激しい
昨日上昇率のトップ入りしたかと思えば、今日は下落率トップというどちらのトップでも入ってきます
ただ、今のところ下がっている銘柄が少ないからとうこともあります
第1位で-240なので、日経平均が順調に伸びているということですね
◆下がった銘柄 第2位: 9022 JR東海 -150 (東海道新幹線を運営)
JR東海の下降線はどこまで落ちてしまうのか、気になります
コロナ禍の外出自粛で明らかに交通機関へのダメージは大きいのですが、特に遠出への新幹線利用客はあと半年は回復が難しいのでしょう
新幹線以外の収益に向けて動いていくしかないですね
どこまで落ちてしまうのか、10年前の震災前まで戻ってしまうのか懸念が拭えない状況ではありますが
5年後を考えた場合には、需要は確実に伸びると思います
どこから回復していくのか見守りたいです
◆下がった銘柄 第3位: 6103 オークマ -130 (工作機械大手)
今週またランク入りです、工作機械は回復傾向にありますが、まだ昨年と同額までは戻っていない
少し上昇が鈍化しているのが気になります
◇水曜日、銘柄毎の検証◇
水産
水産業界、下がりぎみ。日水は前日比+4となってはいるが、先週の水曜日よりも2銘柄ともダウン
鉱業
鉱業の国石前日比8マイナス、過去10年で最低
建設
建設は全銘柄前日比マイナス。先週水曜日と比較しても全銘柄下がっている、オリンピックの動向で業界全体がどうなっていくかが決まりそうです
食品
食品は前日比が上がっている先と下がって先半々。サッポロの動向が気になりmさう
繊維
繊維はユニチカのみ前日比プラスで後はマイナス。先週の水曜日と比較しても同様の結果です
ユニチカはコロナの影響は早い段階で回復し、昨年と同様水準まで戻っている
業界全体で2018年頃からの下降ぎみでどう回復していくか課題です
パルプ・紙
パルプ・紙は先週同様に前日比2銘柄ともにマイナスであり、先週と比較してもマイナスです
化学
化学は7銘柄プラス、10銘柄マイナスでした
前日比で最もプラスになっている信越化はコロナ前の水準も越して伸び続けています
業界全体で好景気であり今後伸び続ける可能性は高いです
医薬品
医薬品は先週は全てマイナスだったが、今週は前日比2銘柄プラス、1銘柄ゼロ、6銘柄マイナス。
コロナの影響でなかなか戻りにくい業界ではありますが、業界の中でも傾向は2分化しています
ただ、どの企業もこの10月に入ってから下降傾向です下げ止まることはできるのか、治療薬の早急な開発が必要です
石油
石油は2銘柄とも前日比マイナス、先週との比較でも若干マイナスです
GOTOで自動車の利用が増え需要は増えるかと思ったが、まだ回復へは遠い様子です
ゴム
ゴムは2銘柄とも前日比マイナスで先週と比較してもマイナスでした
外出自粛、乗用車需要の減少が影響しています
ブリヂストンは海外の工場を閉鎖していくことを決定しています(今後の工場閉鎖先:南アフリカのポートエリザベス工場、フランスのベチューン工場)
窯業
窯業では前日比はTOTO以外すべてマイナス、前日比と比べるとTOTOも含めて全てマイナスでした
ただ、業界としては回復しつつある企業が多いです
気になるのは日本電気硝子と住友大阪セメントで、ガラスとセメントの需要をどう伸ばしていけるかは
コロナ前からの課題で現在さらに苦しくなっている状況です
鉄鋼
鉄鋼は先週に続き、前日比マイナスに先週との比較でも全てマイナスでした
業界全体で大きな改変が必要で、コロナ前より下降傾向が強いが、コロナによりさらに悪化している状況をどう回復していくことができるか課題は大きいです
日鉄はアメリカ2社を売却することを決定しました、概ね高評価の意見が多くあります
非鉄金属製品
非鉄金属製品は全て前日比でプラスになれず、先週と比較してもマイナスです
この10月に入ってからマイナス、よくても平行な状況が非鉄金属業界の傾向です
業界全体で業績不振状況であり、9月にフジクラは管理職100人削減することを決定しています
機械
機械はダイキンとクボタ以外はマイナス
先週と比較した際、ダイキンの上昇率が高いです!先週の18,620 ⇒ 19,035
クボタは上昇が鈍化していますが、落ち着いた状況と言えます
いくつかの企業が下がり傾向なのが気になります
電気機器
電気機器は前日比で4銘柄のみプラス、1社ゼロ、残りマイナスでした
前回同様に東京エレクトロンが上がり続けている、先週27,560 ⇒ 19,480、7月の最高値を超えるのも時間の問題の勢いで回復しています
造船
造船は2銘柄とも前日比・先週との比較両方でマイナスでした
日本の造船業は大丈夫でしょうか、造船には特にお金がかかる業界です
海外との競争に勝てるだけの資金がなく、業界存続危機となっています
技術力は高いため国内産で進めていくためには、資金を抑えた製造技術の向上が必要です
10月14日最新鋭の潜水艦「たいげい」が無事進水しました、自衛隊の建造費では最高額の約800億円かけて作られたたいげいは戦後29隻目となります、整備した後防衛省に2022年3月に引き渡される予定です
自動車
自動車は日野だけ前日比ゼロで、他全てマイナスでした
各社とも海外展開しており、コロナ前の水準には戻りにくい状況もありますが
トヨタとホンダは中国でのシェアを急速に増やし、9月には過去最高の販売実績となりました
精密機器
精密機器は今週も前日比全てマイナスで先週との比較でもマイナスでした。
先週オリンパスは今週は上がるかもしれないと予想したが、欧州での売上が高く欧州はコロナの影響が収まらないため感染への規制強化が進んでおり、オリンパスへの影響も懸念されています
その他製造
その他製造では、先週同様にバンナムHDが好調でした。
その他企業が軒並み下がっているのが気になります
商社
商社は前日比で伊藤忠以外下がっており、伊藤忠も含めて全銘柄が先週より下がりました
バフェット銘柄として注目を浴びましたが、軒並み落ち着いて元の水準まで戻ったということでしょうか
小売業
小売業は4社プラス、4社マイナス、動向は各企業によって大きく分かれており三越伊勢丹やイオン等総合小売業は軒並み下降、コンビニ経営のセブンやファミリーマートは上昇しました
ファーストリテイリングが特に好調です! 先週66,490 ⇒ 69,650、約3000円上がりました!
銀行
銀行は前日比で全てマイナス、先週との比較でも下がっています
みずほ銀行は相変わらず売買高が高く人気で、225銘柄の中で最も多かったです
証券
証券は業界でマイナス傾向止まらず、全銘柄で先週よりマイナスでした。
保険
保険は前日比で1社プラス、4社マイナスです
MS&ADは9月の下降傾向から改善し少し上昇傾向にあります
その他金融
その他金融は1社プラス、1社マイナスでした。変化少ないです
不動産
不動産は前日比で全社マイナスでした、先週との比較でもどの企業も今週はマイナス傾向ですが、全体では落ち着いている印象を受けます
鉄道・バス
鉄道・バスは前日比で2社プラス、6社マイナスでした
先週は全てマイナスで、今週も先週との比較ではどの企業もマイナスでした。
今後特に交通運営のほかに、事業展開していく必要があるのかもしれないです
陸運
陸運は大和HDは相変わらず好調、コロナ前の水準まで戻っている
人材不足、人材雇用が課題で、日本通運は非正規への退職金や賞与を出していないことに対して
裁判が行われていましたが、10月13日最高裁より不合理とはいえないと判決されました
ただ、人材不足の課題が解消されたわけでなく今後さらに雇用が難しくなりと思われます
10月6日にヤマトは、日本郵便と二分していたメール便業務の一部配送を、日本郵便に委託すること、配達業務に注力していくことを発表しました
海運
海運は前日比では3銘柄ともマイナスでしたが、少しずつ、コロナ前の状況に戻ってきています
コンテナ船は特に好調であり、商船三井は8月に日本人向けの人材会社をフィリピンで設立し非船員分野で人材を育成していくとのことです
空運
空運はマイナス傾向が続いています
9月末に少し上昇傾向に戻りつつあるかと考えられたが、赤字は確実です
将来への人材確保のため副業推進するなどリストラではない方法で事業継続に向けて様々な方法を検討してはいますが、追加融資された資金をどう使うか事業継続できるか課題は多いです
倉庫
倉庫は前日比ではプラスですが先週との比較ではマイナスでした
8月末より下降傾向にあり、下げ止まらずどこまで下がってしまうのか気になります
通信
通信は4銘柄プラス、3銘柄マイナスでした
SBGの上昇がすごいです! 先週6,955 ⇒ 7,165 上昇 大容量プランが5000円以下を発表した影響です
電力
電力は全銘柄マイナスでした
大手電力会社とガス会社は、コロナの影響を配慮して6月から11月の利用料を支払う期限を延ばすことを発表しました
ガス
ガスは2銘柄ともマイナス。特に東ガスの売買高が高く下がり傾向。
ガス会社もコロナの影響を配慮して、支払い期限を延長しています
サービス
サービスは前日比6社プラス、6社マイナスでした、
引きこもり需要を見込める業界でサービスの大手は軒並み好調のようです
特に好調なエムスリーは先週が6,480 ⇒ 今週 7,330
サイバーが先週 6,290 ⇒ 今週 6,900でした
10月14日(水)概要:サービスと一部企業の好調により日経平均株価が上がっていることがわかりました、まだまだどの企業も課題を多く抱えており、今後も検証していきたいです
10月15日(木)
日経平均株価: 23,507.23 -119.5 -0.51%
米ドル/円 為替状況:105.38 -0.06 -0.06%
◇上がった銘柄 トップ3◇
上がった銘柄第1位:9983 ファーストリテイリング +770 (ユニクロ展開)
木曜日に上がった銘柄では唯一プラス500越えでした
上がった銘柄第2位:6762 TDK +180 (電子部品大手)
5Gへの期待により上昇しています
懸念としては中国のファーウェイ等との競争が激化しており今後事業展開は容易ではないことです
上がった銘柄第3位:6988 日東電工 +90 (総合材料メーカー)
コロナの影響により2月一時期が下がりましたが、一気にコロナ前を越しました
コロナ前と比較しても+1500と順調に伸びています、業界としても期待値が伸びており今後も成長していく可能性は高いです
◆下がった銘柄 トップ3◆
下がった銘柄第1位:6954 ファナック -370 2連続マイナス!
ファナックはまた下がっています、創業者がなくなりまだ安定していかない様子です
今後任される経営陣がどのような発表をしていくか注目していきたいと思います
下がった銘柄第2位:-180の企業が3社も! (順不同に記載します)
・6702 富士通 -180
・2413エムスリー -180
・4751サイバー -180
水曜日に上がった銘柄で記載した、富士通が下がった銘柄にランクインしてしまいました
また9月末に上昇傾向があったのですが、また少し下がる傾向にあるようです
10月15日(木)概要:ユニクロ運営しているファスト以外ほとんど上がりませんでした
上昇しているTDKも日東電工も通信事業にかかわっており、同じように成長しています
今後も伸びていく可能性が高いと言えます
通信業界の情報では、SBGが投資しているアリババ傘下の金融会社アント・グループをアメリカの国務省が事実上の禁輸リストである「エンティティ‐リスト」に追加される動きがあると発表されました
10月16日(金)
日経平均株価:23,410.63 -96.6 -0.41%
米ドル/円 為替状況:105.2 -0.24 -0.23%
◇上がった銘柄 トップ3◇
上がった銘柄第1位:9984 ファーストリテイリング!すごい上がり!! +3,010
なんとプラス3,010も上がりました!!!!!
時価総額が任天堂を抜かし、国内7位になったとのことです
それだけECマーケットへの期待値が高いということです
ただこれだけ一気に上がると来週は少し下がる可能性が高いので、もう一回上がるのは来週の水曜日以降でしょうか
上がった銘柄第2位:6367 ダイキン +140 (エアコン大手)
14日に家庭用エアコンに空気清浄を追加した機種を増やすと発表しました
コロナの影響により空気清浄機への期待や需要が高まっています
窓を開けずに、外気を取り込み喚起と室温調整が同時に行える未来が近いかもしれません
上がった銘柄第3位:4901 富士フイルム +134
16日に新型コロナの治療薬として期待されているアビガンの承認申請をしたことにより、期待が高まっています
◆下がった銘柄 トップ3◆
下がった銘柄第1位:8035 東京エレクトロン -430
下がったランクに1位入りですが、市場的にはまだまだ上がる可能性が高いです
金曜日ということもあり、上がった銘柄を売る傾向が高まった影響だと考えられます
下がった銘柄第2位:9022 JR東海 -365
今回下がったランク入りした中で、特に下がっていく傾向が強く心配な企業です
GO TOトラブルは広まりつつありますが、まだまだ近場傾向は強く新幹線への需要は今までと比べると低い状況は続くと予想できます
他に事業展開している様子も伺えず、成長が見込めないと判断されつつあるようです
下がった銘柄第3位:6762 TDK -290
前日の木曜日に上がった銘柄ランク入りしていたTDKが下がったランク入りしてました
全体的な流れを考えると、デイトレ要因が強いように感じますのでまた来週は上がる可能性が高いです
今週の総評:通信業界と関係がある電子部品業界が上昇中!
ファーストリテイリングの成長への期待が高い!今後もまだまだ上がり続ける可能性が高いです!
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