コロナ感染が広がり、緊急事態宣言が長引く中、生活が困窮する人が増えているようです。生活に困窮した場合、どうしたらいいのか現状と対策を考えます
2月19日時論公論~コロナ禍での生活困窮
解説委員:山形 晶(人権問題担当)
新型コロナ感染拡大に伴い、雇用や生活の問題が深刻になっている
非正規雇用の人たちが特に困っている状態
生活困難者・失業者の最終手段:生活保護制度の活用に関して
支援制度では対応できない人の最終的手段セイフティーネットとして生活保護があります
生活保護基準以下にある世帯のうち、実際に生活保護を受けている世帯の割合である「被保護世帯割合」は所得ベースでみた場合、全体の22.6%であり2割程度しか生活保護は受けられていない
生活保護の対象者が親族から援助がうけられる場合、親族からの援助が優先されるという原則があり「扶養照会」の手続きをする必要がある
「扶養照会」で自分の状態を知られたくないために申請できない人もいる
働きたくても働けない状況の中、生活保護のマイナスイメージで最悪の事態を招く恐れがある
⇒国は「扶養照会は義務ではない」「生活保護は権利」であると何度も訴えている
窓口に来た人が申請を諦めないように、各自治体へ指示を出している
生活支援に関して、支援制度は広がり様々あるが
わかりにくく、複雑になっているため必要な人へ支援が届きにくい状態になっています
困っている人がスムーズに安心して活用できるような仕組みを作っていってほしいです
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