前回が4月上旬だったため、まだ実質には1ヶ月経過していませんが、約1ヶ月でどのような変化があったのか考察していきたいと思います。あくまでも個人的な主観での検討になりますので、投資は自己判断にてお願いいたします。
日経平均株価4月上旬から4月末
◆4月2日時点での日経平均:2万9,854円
◆4月30日時点での日経平均:2万8,812円
日経平均株価はマイナス1,042円となっています。
米ドル/円は4月2日時点で、110円71銭だったのが、4月30日時点では、109円26銭で若干円高になりました。
2月末時点での日経平均株価よりも下落している状況となっています。
3月決算先が多いため、このあとさらに下降していく可能はあると考えます。
日経平均株価:銘柄での検証(4月末)
この1ヶ月で上がった銘柄と下がった銘柄、また前回対象だった銘柄がどうなったのか検証します。
前回4月2日との比較検証:
【上がった銘柄】
・第一位:8035 東京エレクトロン
※上がり続けている⇒前月比2,130マイナス
予想失敗!
・第二位:7735 スクリーンホールディングス
・第三位:6367 ダイキン
※下がる可能性が高い。⇒前月比1,015マイナス
予想正解していた!
・第四位:4063 信越化学
※来月は下がる可能性が高い。前月比710マイナス、予想正解!
・第五位:6865 アドテスト
【下がった銘柄】
・1番下がった:9983 ファーストリテイリング※来月は上がる可能性が高い⇒760マイナス、予想失敗!
・2番目に下がった:4751 サイバー
・3番目に下がった:9022 JR東海
・4番目に下がった:9008 京王
・5番目に下がった:9021 JR西日本
1ヶ月間で上がった銘柄、上位5銘柄
この1ヶ月は上がった銘柄よりも下がった銘柄の方が多く、その中で上がった銘柄上位5位となります。上位5位の中で、1,000円以上と大きく上がっている先は1銘柄しかありませんでした。
第1位:6702 富士通 現在値:17,405円(前月比 +1,145円)
前期営業最高益を出したことと、自社株買いしたことが要因
※予想:来月は上がらない
第2位:9101 日本郵船 現在値:4,290円 (前月比 +580円)
第3位:9107 川崎汽船 現在値:557円 (前月比 +557円)
第4位:9104 商船三井 現在値:535円 (前月比 +535円)
2位から4位まで、海運業界が急上昇ランク入り。
2位の日本郵船は、13年ぶりの最高益。年初来高値を更新。
3位の川崎汽船は、アメリカの子会社売却益として特別利益176億円取得。年初来高値を更新した。
4位の商船三井は、一時下げたが急伸して4位となる。年初来高値を更新。
海運市況の回復が期待された結果となった。予想:3社共に、来月も上がりそう。下がるとすれば、商船三井。
第5位:6501 日立 現在値:5,381円 (前月比 +434)
予想:今月一時の上昇に留まり、来月は下がりそう。4,900円までは下がる可能性あり。
1ヶ月下がった銘柄:下位5銘柄
今月は下がり具合が大きい。上がった銘柄の前月比上昇した額が約1,100円~500円程度に比べて
下がった銘柄の前月比から比較した下落した額が、約2,800円~1,100円となっている。
ただし、上位4銘柄ともに現在値が1万円を超えており、微調整の額で来月は上がる可能性もあると考える。ただし、4位のソニーグループは来期2022年3月決算で弱気の予想を出してきており、下降傾向に入っている可能性はある。
1番下がった銘柄:6954 ファナック 現在値:25,175円(前月比 -2,870円)
ファナックは元々動きが激しい銘柄で、この1ヶ月間が下降相場だったようである。
年間通して下落傾向はあるものの、利益は上昇しており、来期の予想も28%増となっているため再度上昇する可能性は高い。5月末の予想:上がる可能性が高い。
2番目に下がった銘柄:8035 東京エレクトロン 現在値:48,370円 (前月比 -2,130円)
元々金額が高い水準の人気銘柄で、4万8千円の中の2千円は微調整の額で下落傾向にあるとは考えにくい。売り上げも問題なく上げてきており、来月末に向けて下降はしないと考える。
3番目に下がった銘柄:6762 TDK 現在値:14,850円(前月比 -1,470円)
4番目に下がった銘柄:6758 ソニーグループ 現在値:10,900円(前月比 -1,300円)
※来期弱気の予想で、下降傾向に入っている可能性がある。9千円代まで落ち込む可能性あり。
5番目に下がった銘柄:5332 TOTO 現在値:5,670円 (前月比 -1,110円)
※下降傾向に入っており、来月も下がる可能性が高い。
先月4月から今月5月にかけて、3月の本決算の報告が続々とされます。
コロナ禍により、決算発表の明暗は大きくわかれています。
4月の結果では、海運業界が大きくリードした結果となっているようです。
日本の経済がどうなっていたのか、どうなっていくのか注目していきたいですね!!
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